Thursday, September 25, 2008

私の観世音: Ma Kanzeon



Avec un air profondément pensif,
Ma déesse de la pitié s’appuye la joue sur la main.

Une fleur de lotus lui demande discrètement.
« Kanzeon*-sama, qu’est-ce que vous faites ici,
sur ce bout de tissu ? »

Tout à coup, ma déesse de la pitié se lève
et crie en me montrant du doigt,
« Je n’en sais rien, demande à cette idiote !
C’est elle qui m’a mis là à sa fantaisie! »

Ah, ma déesse de la pitié...
Ca ne m’étonne pas qu’elle soit comme ça,
Parce qu’elle est « made in France ».

Kanzeon*= une déesse de la pitié

私の観世音は,
深き秋思に頬杖をつき**。

「ところで観世音様、布のこんな端っこで、
いったい何をなさっているのですか?」
蓮の花が慎ましやかに尋ねる。

すると、観世音は突然立ち上がり、私を指差しながら叫ぶ。
「知らないよ、この馬鹿者にお訊き!
気まぐれにここに私を置いたのは彼女なんだから!」

あぁ、私の観世音...
けれどもこんな風でも驚きはしない、
だって彼女は« made in France »だから。

**「頬杖に深き秋思の観世音」(高橋淡路女)より

d Cadre,36x30cm

5 comments:

  1. 長いブランクでしたな。切りえと言うとSinの得意分野だけれど、真美も楽しんでやっている様子が伝わって来たよ。「半跏思惟像」を立たせてしまうなんて、畏れを知らぬ娘ではあるけれど。   ママ

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  2. ママ、
    えぇ、ブログ放置状態でありましたな。
    やはりもどきと言えどもアートをするには心の余裕が必要かと。けれど時として心を落ち着けることにも役立つんだなと今回実感したよ。

    切りえは本当に好きだな。しんちゃんにはとても叶わないけれど、専用のカッターを買いたいと思っているよ。

    畏れ知らずか、あはははは。神様も「馬鹿は死ななきゃ直らない」と観念なさるであろう。だからバチもあたらない、はず。

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  3. 観世音様のこの微笑みがたまりません~~。
    仏像というと、アルカイクックスマイルか、凝視しまくりの無表情か、しか浮かびませんが、こんなお顔の観世音様なら、むしろ拝みたくなるですよ。

    辛い時こそ笑っていこう。そんな勇気が欲しいなあ。

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  4. Miyukiさん、
    あぁ、なんたるこっちゃ。9月にコメントを頂きながら、お返事が12月とは。大変失礼いたしました。ブログ放置も甚だしい…。

    辛い時こそ笑って行こう。
    それ、それ、本当にそれですな。Miyukiさんのブログにはいつも愛と勇気と食欲を頂いております(笑)

    私の観世音、今日もにやけた顔で私を見守っております。

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  5. me revoila encore
    siqner:emma

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